クレジットカードって何枚持つのが理想?メインとサブの賢い使い分け術

クレジットカード

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クレジットカードは何枚持っているのが望ましいのでしょうか。

一般社団法人日本クレジット協会の「クレジットカード発行枚数調査結果の公表について」などの資料を元にしながら、クレジットカードの平均保有枚数を解説していきます。

また、複数枚持つとした場合に、どのようなクレジットカードがおすすめなのか、その際のおすすめのクレジットカードについても紹介していきます。

この記事を読んでわかること

  • みんな平均何枚のクレジットカードを持っているのか
  • 複数枚のクレジットカードを持つことのメリット
  • 複数枚のクレジットカードを持つことのデメリット
  • 複数枚のクレジットカードを持つ際のおすすめのクレジットカード
  1. クレジットカードの平均保有枚数は1人あたり2.9枚
  2. クレジットカードは何枚でも作れる
  3. クレジットカードを1枚に絞るメリット
    1. 1. 管理のしやすさ
    2. 2. ランクアップ期待
  4. クレジットカードを1枚に絞るデメリット
    1. 1. 利用可能な店舗が限られる
    2. 2. 紛失・盗難・破損時のリスク
  5. クレジットカードを複数枚持つメリット
    1. 1. 利用できる機械や店舗数が増える
    2. 2. 保険の補償金額が合算できる
  6. クレジットカードを複数枚持つデメリット
    1. 1. 紛失や盗難時の手続きが煩雑化しやすい
    2. 2. ポイントがたまりにくくなる
  7. クレジットカードを「何枚持ってるかわからない」のは要注意
  8. メインで持つクレジットカードの選び方
  9. メインカードにおすすめのクレジットカード3選
    1. メインおすすめ1. 楽天カード
      1. 常時1%、楽天市場で3%の高還元率なクレジットカード
    2. メインおすすめ2. dカード
      1. 年会費永年無料のおトクな一枚
    3. メインおすすめ3. PayPayカード
      1. PayPayとの相性バツグン
  10. サブで持つクレジットカードの選び方
  11. サブカードにおすすめのクレジットカード3選
    1. サブおすすめ1. 三井住友カード(NL)
    2. サブおすすめ2. エポスカード
      1. 全国約1万店舗で割引やポイントアップなどの優待を受けられる
    3. サブおすすめ3. イオンカードセレクト
      1. イオングループ対象店でポイントが2倍
  12. まとめ

クレジットカードの平均保有枚数は1人あたり2.9枚

2022年11月30日に公開された一般社団法人日本クレジット協会の「クレジットカード発行枚数調査結果の公表について」によると、1人あたりの平均保有枚数は2.9枚※です。

年度総数(発行枚数)家族カード法人カード
2014年3月末2億6722万枚1626万枚639万枚
2015年3月末2億5890万枚1746万枚874万枚
2016年3月末2億6600万枚1794万枚888万枚
2017年3月末2億7201万枚1893万枚923万枚
2018年3月末2億7827万枚1997万枚1002万枚
2019年3月末2億8394万枚2165万枚1002万枚
2020年3月末2億9296万枚2290万枚1037万枚
2021年3月末2億9531万枚2355万枚1091万枚
2022年3月末3億101万枚2378万枚1145万枚

※2022年3月末の総発行枚数3億101万枚÷1億489万人(2022年3月1日時点の20歳以上の総人口)=2.86枚(およそ2.9枚)

クレジットカードは何枚でも作れる

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クレジットカードは収入や職業、年齢やクレジットヒストリー(利用履歴)などにもよりますが、複数枚を持つことは理論上可能です。

クレジットカードが発行されるためには、カード会社ごとの審査に通過することが条件となります。

クレジットカードを1枚に絞るメリット

1. 管理のしやすさ

クレジットカードを1枚に絞るメリットとして挙げられるのは、何よりも「管理のしやすさ」でしょう。

1枚のみならば支払日や締め日、利用金額や貯まったポイントなどが会員専用ページにて簡単にチェック可能です。

2. ランクアップ期待

もうひとつのメリットは、カードのランクアップが期待できる点です。

一般カードからゴールドカード、ゴールドカードからプラチナカードへのランクアップの条件の一つに「年間利用金額」が含まれている場合があります。

カードが1枚であれば、その分利用金額が集中しますので、ランクアップの期待がより高くなります。

クレジットカードを1枚に絞るデメリット

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1. 利用可能な店舗が限られる

クレジットカードを1枚に絞ることで考えられるデメリットのとして、利用可能な店舗が限定される点で挙げられるでしょう。

その対応策としては、世界中に加盟店の多い国際ブランド「Visa」や「Mastercard」を選ぶのがおすすめです。

2. 紛失・盗難・破損時のリスク

紛失・盗難・破損時のリスクも、クレジットカードを1枚に絞ったときに生じるデメリットの一つといえるでしょう。

再発行されたカードを受け取るまでの間は、クレジットカードがまったく使えない状態が続くことも想定されます。なる可能性があります

クレジットカードを複数枚持つメリット

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1. 利用できる機械や店舗数が増える

クレジットカードを複数枚持つことで、利用できる機会や店舗数が増えるメリットがあります。

ひとつのカードが対応していない店舗やサービスであっても、別のカードが使えることがその理由です。

2. 保険の補償金額が合算できる

ほかにもカードに付帯している旅行保険やショッピング保険の補償金額が合算できる点も、複数枚持ちのメリットに含まれます。

※自動付帯の場合です

クレジットカードを複数枚持つデメリット

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1. 紛失や盗難時の手続きが煩雑化しやすい

クレジットカードを複数枚持つデメリットとして、紛失や盗難時の手続きが煩雑化しやすい点が挙げられるでしょう。

各カード会社の「紛失・再発行窓口」へ電話連絡をし、まずはカードの利用をストップしてもらう必要があります。また、最寄りの警察への届出が必須です。

また、各カードごとに利用状況や個人情報などの登録データの管理をしっかり行う必要もあるでしょう。利用状況については、

カード会社が発行するアプリ(無料)でこまめにチェックしたいですね。

2. ポイントがたまりにくくなる

ポイントが貯まりにくくなる点も、クレジットカードを複数枚持つデメリットと言えるかもしれません。

より効率よくポイントを集めたい場合には、カード会員限定のキャンペーンに参加したり、クレジットカードを公共料金や税金の支払方法に設定したりするのもよいでしょう。

また、各カードの還元率が高い店舗やサービスを知り、シーンごとに使い分ける工夫できるとよいですね。

クレジットカードを「何枚持ってるかわからない」のは要注意

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クレジットカードを多く持っている方にありがちなのが「何枚持っているのかわからない…」というパターン。

特に入会特典目当てで「年会費無料」のクレジットカードを多く作った方は、一度保有するカードを整理してみることをおすすめします。

気がつかないうちに紛失していたり、あるいは盗難に遭っているケースも考えられるためです。

メインで持つクレジットカードの選び方

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メインで持つクレジットカードを選ぶコツは、ポイント還元率と使い勝手の良さでしょう。

ポイント還元率は1.0%以上が高還元率カードとして分類されます。

「ポイ活」などでポイントを効率よく貯めたい方は、作りたいカードが1.0%以上のポイント還元率であることをチェックしましょう。

使い勝手の良さについては、よく利用するショップやサービスが提携店舗に含まれていることを確認する必要があります。

ポイントや割引などの優待特典が受けられるなら、なおよしです。

メインカードにおすすめのクレジットカード3選

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ここからはメイン使いにおすすめのクレジットカードとして、次の3枚を紹介します。

メインカードにおすすめのクレジットカード3選

  • 楽天カード
  • dカード
  • PayPayカード

メインおすすめ1. 楽天カード

常時1%、楽天市場で3%の高還元率なクレジットカード

「楽天経済圏」ならさらにお得!

ポイントの解説

  • 基本のポイント還元率1.0%
  • 楽天市場では3.0%のポイント還元率
  • 提携店が多くポイントが貯めやすい
  • 通常ポイントは有効期限が更新される
  • 2枚目のカード発行可能
  
年会費永年無料
国際ブランドVisa・MasterCard・JCB・American Express
追加カード家族カード・ETCカード
楽天ポイント基本:カード利用代金100円につき1ポイント
楽天市場:3倍
付帯保険海外旅行傷害保険:最高2000万円
カード盗難保険
モバイル決済Google Pay・Apple Pay・楽天ペイ・その他クレジットカードとして「楽天カード」の登録が可能な決済ツール

楽天カードは基本のポイント還元率が1.0%のクレジットカードです。

楽天市場にて、3倍から16倍のポイントが貯まるチャンス(SPU/スーパーポイントアッププログラム)が用意されています。

楽天モバイルなどの楽天のサービスへの加入および利用がポイント優待の条件です。

「楽天経済圏」を利用する機会の多い方におすすめのクレジットカードと言えるでしょう。

メインおすすめ2. dカード

年会費永年無料のおトクな一枚

ポイントの解説

  • いつでも、どこでもショッピングのご利用で1%ポイント還元
  • 対象のケータイ料金をdカードでの支払いで割引
  • d払いの支払い方法をdカードに設定&d払い利用でおトク
  • 電子マネー「iD」搭載
 内容
年会費永年無料 ※入会対象:18歳以上
追加カードETCカード・家族カード
国際ブランドVisa・MasterCard
dポイント・基本の還元率:1%
・dカード特約店、dポイント加盟店、dカードポイントモール利用
還元率1.5倍~最大7.0%
付帯保険・dカードケータイ補償
  最大1万円(購入後1年間)
・お買い物あんしん保険
  年間最大100万円(自己負担額3000円/1事故)
・旅行保険(29歳以下)
  国内最大1000万円・海外最大2000万円
モバイル決済Apple Pay

dカードはNTTドコモが発行する年会費永年無料のクレジットカードです。

基本のポイント還元率は1.0%。

dカード特約店やdポイント加盟店で1.5倍から5倍。

dカード ポイントモールにて、1.5倍から10倍以上のポイントが貯まります。

メインおすすめ3. PayPayカード

PayPayとの相性バツグン

ポイントの解説

  • 年会費無料
  • PayPayポイントを貯めやすい
  • ナンバーレスカード
  • 最短即日で発行可能
 内容
年会費無料
国際ブランドVisa・MasterCard・JCB
PayPayポイント最大1.5%※利用金額200円(税込)ごとに最大1.5%のPayPayポイント
追加カード家族カード・ETCカード
付帯保険なし
モバイル決済Apple Pay、楽天ペイ

PayPayカードは、スマホ決済アプリPayPay(ペイペイ)がお得に利用できるクレジットカードです。

PayPayカードの基本のポイント還元率は最大1.5%です。※利用金額200円(税込)ごとに最大1.5%のPayPayポイント

Yahoo!ショッピングとLOHACO(ロハコ)で、最大5倍から9倍のポイントが貯まります。

 ポイント還元率
Yahoo!ショッピング(毎日)・通常ポイント:1.0%
・PayPayカードでの支払い:3.0%
※Yahoo!ショッピングまたはLOHACO
・ストアポイント:1.0%
—–合計:5.0%(最大)—–
Yahoo!ショッピング(5のつく日)
※要事前エントリー
・通常ポイント:1.0%
・PayPayカードでの支払い:3.0%
※Yahoo!ショッピングまたはLOHACO
・ストアポイント:1.0%
・5のつく日:4.0%
※ PayPayカードでの支払い
—–合計:9.0%(最大)—–

サブで持つクレジットカードの選び方

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サブで持つクレジットカードを選ぶコツは、独自の特典やサービスが設けられている点です。

たとえば特定の店舗でのポイントや割引などの優待があげられます。

事前にご自身が利用する機会の多いショップやサービスが含まれていることをチェックしたいところです。

サブカードにおすすめのクレジットカード3選

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ここからはサブにおすすめのクレジットカードとして、以下の3枚を紹介します。

サブカードにおすすめのクレジットカード3選

  • 三井住友カード(NL)
  • エポスカード
  • イオンカードセレクト

サブおすすめ1. 三井住友カード(NL)

 内容
年会費永年無料
追加カードETCカード・家族カード
国際ブランドVIsa・MasterCard
Vポイント基本の還元率:0.5%
対象のコンビニ・飲食店:5.0%
付帯保険海外旅行傷害保険:最高2000万円
モバイル決済Apple Pay Google Pay(TM)

三井住友カード(NL)はセブンイレブンやローソンなどで、最大5.0%のポイントが貯まるクレジットカードです。

それぞれの店舗にて、タッチ決済を利用することが条件となります。

サブおすすめ2. エポスカード

全国約1万店舗で割引やポイントアップなどの優待を受けられる

マルイやモディなどの店舗はもちろん、世界中のVisa加盟店で利用可能

ポイントの解説

  • 表面ナンバーレスでセキュリティ面で安心
  • 全国1万店舗以上で優待を受けられる
  • ポイントUPサイト経由でポイントが2〜30倍にアップ
  • 海外旅行傷害保険が付帯
 内容
年会費永年無料
追加カードなし
国際ブランドVisa
エポスポイント基本:カード利用代金200円(税込)につき1ポイント
提携店舗・サービス利用:2倍以上
ネットショッピング:エポスポイントUPサイト経由:2倍~30倍
付帯保険海外旅行傷害保険
・傷害死亡・後遺障害:最高500万円、賠償責任:最高2000万円
モバイル決済Apple Pay・Google Pay・EPOS PAYなど

エポスカードはモバイルSuicaへのチャージでポイント(還元率0.5%)が貯まるクレジットカードです。

提携店舗のエポトクプラザやエポスポイントUPサイトで、2倍から30倍のポイントが貯まるチャンスが用意されています。

サブおすすめ3. イオンカードセレクト

イオングループ対象店でポイントが2倍

イオン銀行をメインでお使いの方におすすめのクレジットカード

ポイントの解説

  • クレジットカード・キャッシュカード・WAONが一体型になったクレジットカード
  • イオングループ対象店でポイントが基本の2倍貯まる(基本は200円につき1ポイント)
  • 毎月20日・30日のお客様感謝デーで買い物代金5%OFF
  • 公共料金の支払いや、給与振り込み口座に指定でポイント付与
 内容
年会費無料
国際ブランドVisa・MasterCard・JCB
WAON POINT・基本の還元率:0.5%
・イオングループ対象店舗での還元率:通常2倍(1.0%)
付帯保険ショッピングセーフティ保険:年間限度額50万円
クレジットカード盗難保障:紛失・盗難による不正使用に対応
モバイル決済Apple Pay・イオンiD

イオンカードセレクトは、イオングループにて2倍のポイントが貯まるクレジットカードです。

イオン銀行の普通預金金利が最大年0.10%となる可能性があります。

まとめ

クレジットカードは、2枚から3枚持つのがおすすめです。行きつけのお店や、日頃よく使うサービスで使い勝手の良いものを、上手に選んでいけるとよいですね。

カードごとの「強み」を生かして、ポイントをより多く貯めたり、おトク度を高めることにも繋がります。

カード会社が発行する無料アプリを使えば、日々のカード利用状況の管理も簡単です。

クレジットカードは、使い方次第で便利なだけでなく、お得感を味わえるアイテムです。

一枚だけでは使い勝手やいざというときに不安ですから、平均枚数と言われる2~3枚は持っておきたいもの。それ以上保有しても、管理しきれないデメリットのほうが大きくなりがちです。ただ、どのカードを保有するのがいいのかは「自分目線」で選びましょう。

やみくもに、店頭やサイトでのキャンペーンに乗せられて「ついつい」加入申し込みしてしまいがちですが一度手元に届いてしまうと、あまり意識の中にないまま保有し続けるケースも見られます。特に、年会費については「初年度のみ無料」「年間いくら以上使うと無料」というカードもあるので要注意です。

利用しないのに年会費が引き落とされて「退会するはずだったのに」と後悔しても時すでに遅し。「本当に使い続けるか」「たまったポイントは自分の行きつけのショップで交換できるか?」「アピールしている特典は自分にとっての特典か?」。加入申し込みの前には冷静になって「自分にとってメリットがあるかどうか」を見極めることが大切です。

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